
2015.04.16
2014年度 大阪市都市型農業振興事業
大阪市内の農業は、消費者との距離が近いという特徴がある一方で、地価が高く、まとまった農地が確保しづらいため、農作物の生産だけでは経営が難しい現状があります。また、高齢化や後継者不足といった問題も重なり、市内農業は縮小傾向にあります。
そこで「大阪発!新しい農のカタチ」をテーマに、大阪市と一緒に2つの取り組みを行ないました。
「なにわの農業塾」では、高度な技術を持つ市内農業者を対象に、6次産業化や食、教育などの各分野で活躍する専門家の話しを聞いた後、ワークショップを通して参加者同士で市内農業の新たな可能性を掘り下げました。
農業が他の分野とコラボレーションすることで、「大阪市でこそできる農業の可能性があるのではないか」という発見のある取り組になりました。
「農業者セミナー」では、兼業農家やこれから農業を始めたいという方を対象に農業の実践者を講師に招き、農業のノウハウや取り組む姿勢を学びました。
今回講師になっていただいた高井社長は、ブドウで柏原のまちを元気にするために、地域の協力者を巻き込む、新しい農業経営を実践してきた方です。そんな高井社長のお話しを通して、農業が大阪を元気にできる可能性について学び、参加者の方々とこれからの大阪市内農業について語り合いました。
これらの取り組みを通して、講義終了後も参加者同士が情報交換をし合うなど、参加者同士の新しい繋がりができました。また、知識や考えを共有することで、新しい農のカタチに繋がるアイディアが生まれる機会となりました。
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課 題 |雇用・人材開発 / 食 / 自然環境 / 少子高齢化社会
実施時期|2015年1月〜3月
担当分野|企画・運営 / ワークショップ / ディレクション / フライヤー
主 催 |大阪市
企画・運営 |NPO法人Co.to.hana
パートナー|山崎亮(コミュニティデザイナー) / 山内美陽子(6次産業化プランナー)
鈴木健太郎(株式会社オーガニックワン代表) / 堀田裕介(料理開拓人)
福本理恵(子ども食育マイスター) / 高井利洋(カタシモワインフード株式会社 代表取締役)
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その他のコトハナのワークは、下記URLよりご覧になれます。
http://cotohana.jp/works